4月 05, 2018

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オン・セミコンダクターは先日、USB-C(Type-C)に完全に準拠した、低電力の新しいデバイスを発表しました。これは、最新版の1.3仕様に対応し、USB-Cシステムに容易に統合できるものです。この新しいUSB-Cデバイスは、大きなアーキテクチャ変更をせずに、迅速かつ容易にUSB-Cを採用する場合に有益です。


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FUSB303 USB-Cポートコントローラは、ステートマシーンベースのデバイスで、容易に統合でき、プロセッサとのやり取りを最小限にできます。FUSB303は、SOURCE、SINK、DRPモードをサポートし、それぞれアクセサリーサポート有りと無しを選択できます。FUSB303は、設定変更可能なアドレスへのI2Cアクセスを特長としており、システムごとに複数ポートをサポートします。またはピンだけで設定して自律的に動作できます。

Type-Cシステムは、デバイスを接続したときに、そのデバイスの検出が必要です。Type-Cコネクタの共通の性質として、いったん他のデバイスが接続されると、システムはその接続の向きとモードを決定することになります。当社のFUSB303は、この検出と向きの決定を自律的に行います。いったんデバイスのモードが選択されると、FUSB303はその状態を維持し、プロセッサの追加のやり取りがなくても規格にあわせて動作します。FUSB303は、1.3版の仕様で新しく規定された優先ロール機能のTry.SRCとTry.SNKを実装しています。また、独自の検出アルゴリズムをサポートして、安定した接続を保証し、ぶらぶらするケーブルへの接続など誤ったシナリオを回避します。加えて、FUSB303は、コネクター内の汚れによるリードの不慮のショートから保護するために、高電圧の耐性を備えています。

エネルギー効率の高いソリューションを市場に提供するという当社のミッションに沿って、FUSB303は高性能と省電力消費を両立しています。この新デバイスは、スマートフォン、タブレット、ラップトップに始まり、ウェアラブルやインダストリアルIoT(Industrial Internet of Things)のユースケースにまで拡大する、あらゆる領域のアプリケーションに焦点を当てています。超小型のフットプリントと薄型のプロファイルのため、モバイルやウルトラポータブルの用途に理想的です。

プレスリリースの全文については、 こちらをご覧ください。