2月 13, 2019

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電力が最適化されたワイヤレス通信とセンサの技術を組み合わせることで、IoT分野で様々な新しいアプリケーションが実現可能になります。RSL10 センサ開発キット(RSL10 Sensor Development Kit)は、マルチセンサと、業界最小の消費電力のBluetooth® Low Energy無線機能であるRSL10 SIP(システム・イン・パッケージ)を用いたBluetooth® Low Energyプラットフォームによりこの技術を実現しています。基板には、環境光センサ、慣性センサ、環境センサなど、10種類を超えるセンサが組み込まれています。最先端センサ技術と超低電力Bluetooth® Low Energy 無線機能を融合させることで、多種多様なアプリケーション向けに、バッテリー寿命が長いセンサエッジノード開発が可能となるデバイスが得られます。当社は、このプラットフォームにより、開発者や設計エンジニアに対して、ノード・ツー・クラウドIoTソリューションを生み出す際の、開発の期間や工数を低減する、コンパクトなフォームファクタの、包括的で、エネルギー効率に優れたソリューションを提供します。


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IoT設計者が直面する課題の一つは、それぞれのアプリケーションを開発する際に必要とされるファームウェアやソフトウェア、モバイルやクラウド関連の機能性をすべてまとめて組み合わせることです。ソフトウェア開発環境、クラウドに接続可能なモバイルアプリを含む包括的ソリューションを提供することで、このRSL10 Sensor Development Kit はIoT開発への着手を容易なものにします。コード例と関連ドキュメントは、すべてCMSISパックとしてパッケージ化され利用可能になっています。近々発表予定のAndroid™とIOS®用のモバイルアプリケーションでは、この基板に搭載された複数のセンサを読み取り、センサデータを選択したクラウドにMQTT経由で送信することができます。Amazon®、Azure™、IBM®の各クラウドをサポートするためのネイティブGUIが提供されますが、ユーザーはカスタムブローカー設定によりMQTTブローカーを追加することもできます。

このソリューションを利用すれば、労働者の安全のための産業用ウェアラブルやアセットモニタリングといったアプリケーションの、迅速な構築、試験、設置が可能となります。例えば、3軸加速度計とビルトインの活動認識機能を用いて、転倒や長時間の無活動状態を検知することができます。環境センサは環境状態の監視に役立ち、またこのソリューションは境界値を超えた際にアラームを発動させるよう設定することも可能です。RSL10 センサ開発キットは、通過する資産またはパッケージがさらされる衝撃、温度、湿度といった環境状態の監視と記録を可能にし、

業界最小電力のBluetooth 5 SoCと最先端センサを搭載したRSL10 センサ開発キットで、どのような新規アプリケーションやユースケースを構築しますか?

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