3月 19, 2018

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この数年間、業界はUSB Type-Cの採用に積極的ではありませんでしたが、現在は、主要な電子機器設計製造企業が、この規格を全面的に受け入れつつあります。しかしながら、エンドユーザは、最新のUSB Type-Cデバイスを入手しても、それに対応したアクセサリや周辺機器が少ないことに気が付くでしょう。


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オン・セミコンダクターは、設計者の皆さまがUSB Type-Cを用いて設計をアップグレードし、競争相手に先んじるためにサポートを提供しています。このブログでは、スマートフォンやタブレットのマウスやキーボードなどの基本的なUSB HID(ヒューマン・インタフェース・デバイス)におけるUSB Type-Cの設計に焦点を当てます。

オン・セミコンダクターのFUSB301 自律型USB Type-Cコントローラを使用することで、Standard AまたはMicro Bコネクタを使用している既存のデバイスを、USB Type-Cコネクタへ容易に変換できます。また、FUSB301 USB Type-Cコントローラは、デバイスの下位互換性を確保するだけでなく、製品の特長および機能を向上させることができます。

 USB Mini-BまたはMicro-B端子を使用して内蔵バッテリーを充電しているデバイスの場合、FUSB301 USB Type-C コントローラを使用することで、はるかに高速で充電可能であり、従来のUSB Type-C 1.2規格の最大2Aに対して、3A、最大5Vで充電できます。さらに、USB OTG機能をサポートしているデバイスの場合、FUSB301をデュアルロールポート(DRP)として設定することで、既存のあらゆる機能を引き続きサポートできます。

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USB Type-Cの最大の機能の1つは、新しいリバーシブル・プラグですが、これはデバイスでUSB 3.0データがサポートされている場合は問題となります。その理由は、ホスト側は、USB 3.0 Tx/Rxピンが上下どちらにあるのか知る必要があるからです。当社は、FUSB301 Type-C コントローラに外部スーパースイッチ制御ピンを組み込んでおり、これをFUSB340 などのUSB Super Speedスイッチへ直接接続することにより、必要なあらゆるUSB Type-C機能を検出、設定、サポートできます。

当社のソリューションおよび設計方法の詳細に関しては、 ソリューションページをご覧ください。