7月 02, 2019

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フランスのパリで開催された先週のエレクトロンドール(ゴールドエレクトロン)セレモニー(Electrons D’Or Awards (Gold Electrons) Ceremony)で、オン・セミコンダクターのエナジーハーベスティングBluetooth® Low Energyスイッチが、Electrons D’ Or “Connected Objects/Intelligent Building” の2019年受賞者として発表されました。Electron d'OrAwardは、Electroniques誌とAsciel Alliance Electronic誌が共催しています。今年のテーマは「スマートホーム&スマートビル:エレクトロニクスが建物を革命するとき」でした。14の異なるカテゴリーで革新的な技術を認められた受賞者が、エレクトロニクス業界の国際的な専門家で構成された独立した審査委員会によって決定されます。


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モノのインターネット(IoT)の中では、電力消費は常に、従来のコインセル電池で動作するウェアラブルを含むほとんどのアプリケーションで最大の関心事でした。しかしながら、2021年までに数十億に達することが予想されるセンサノードの数に伴い、多くのIoT製造業者は、それらのアプリケーションに電力を供給する非伝統的な方法を探求することにより、自社のデバイスを配電網から完全に取り除く方法を探しています。

エナジーハーベスティングBluetooth Low Energy スイッチは、バッテリレスでメンテナンスフリーのIoTアプリケーションを開発するための完全なリファレンスデザインです。業界で最も低消費電力のBluetooth®Low Energy無線デバイスであるRSL10SIPによって実現されたこのプラットフォームは、ZF Electronic社の高効率な環境発電スイッチも搭載しており、起動すると環境発電されたエネルギーをRSL10SIPに供給します。エナジーハーベスティングBluetooth Low Energy スイッチは、スマート照明を含む、アプリケーションの容易な開発のために、完全な部品表(Bill of Materials、BoM)、回路図、設計ファイル、ソースコードによってサポートされています。


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これは、このBluetooth Low Energy スイッチの最初の栄誉ではありません。4月には、China Electronic Market Magazineによる「2018 China’s Most Competitive Internet of Things (IoT) Solution(中国で最も競争力のあるモノのインターネット(IoT)ソリューション)」にも選定され、IoTアプリケーションにおける超低消費電力動作の新たなレベルを可能にすることが認められました。

Bluetooth Low Energy スイッチは、最近発売されたRSL10 ソーラーセル・マルチセンサプラットフォームとともに入手可能です。こちらのプラットフォームは、太陽エネルギーのみで給電されながら連続的なセンシング技術を提供します。

モノのインターネット向けの当社のエナジーハーベスティング(環境発電)プラットフォームの詳細はこちらをご参照ください。