1月 09, 2019

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Bluetooth Low Energyは、スマートホーム、スマートビル、資産監視、およびパーソナルIoTに相応しいIoT デバイスのコネクティビティのひとつとして広く使われています。業界最小の消費電力のBluetooth 5認定システムオンチップ(SoC)であるRSL10を搭載したBluetooth IoT開発キット(Bluetooth IoT Development Kit、B-IDK)により、Bluetooth Low Energyベースのエッジ・ツー・クラウドのアプリケーションの、迅速なプロトタイピングと開発が可能となります。B-IDKハードウェアは、ベースボードと、幅広いセンサとアクチュエータをサポートするドータカードで構成されています。


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B-IDKソフトウェアは無料でダウンロードでき、複数の使用例のコードを備えた完全な開発環境を提供しています。コードは、CMSISパックとして提供されます。CMSISは、ソフトウェア・コンポーネント、デバイス・パラメータ、ボードサポート、コード例、および詳細な文書を提供する仕組みです。B-IDK と共に提供されるCMSISパックは、接続されたすべてのセンサとアクチュエータをRSL10 センス&コントロール・モバイルアプリケーションに表示させるカスタムサービス例を含む、複数の使用例をサポートしています。


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RSL10 センス&コントロール・モバイルアプリケーションは、接続されたセンサのデータ読み取りとアクチュエータの制御に加え、MQTTを介してデータをさまざまなクラウドサービス・プロバイダへ送信するように設定できます。IoT機器メーカにとって、クラウドサービスは、デバイスを単純な接続から、それを中心とした完全なコネクテッド・ネットワークへと変革させる可能性を持っています。このネットワークを使用することにより、機器メーカは、ウェブサービスを提供し、データストレージおよび処理能力を拡張し、遠隔監視を実現できます。

クラウドサービスプロバイダ(CSP)の選択肢が増える中、機器メーカは、自らのアプリケーションに相応しいベンダーの選択において、より大きな柔軟性を手に入れることができます。Amazon Web Services、Microsoft® Azure、IBM Bluemix、さらにカスタムの MQTTブローカまで、すべてサポートされています。


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このモバイルアプリケーションを使用して、センサ値の読み込みとアクチュエータの値の設定、MQTT ブローカへのセンサ値の発行、MQTT ブローカからのアクチュエータ設定値の受信を実行できます。

この使い易いB-IDKは、ハードウェアからクラウド機能、そして複数のセンシングとアクチュエータの選択肢を持ち、Bluetooth Low EnergyベースのIoTアプリケーションの開発と迅速なプロトタイピングに理想的です。

B-IDKの詳細に関しては、ここをクリックしてください。