2月 07, 2019

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この数年間、アリゾナ州は、自律走行車 をテストする「中心地」となっており、オン・セミコンダクターの本社のすぐ裏側でも実施されています。球根状のレーダーおよびLiDARドームを搭載した、Waymo社、Nuro社、その他のテスト車両を近くの道路で目にするのが日常的な風景となり、驚いて二度見するほうが稀です。

2015年、アリゾナ州は、州知事のサポートにより行政命令を執行し、州内を走る自律走行車を歓迎し、新しい事業および技術を現地のコミュニティへ招致することで、自律走行のテスト車両がデータを収集する新たな活動の場となりました。

私たちは、アリゾナ州の道路を走行する完全自律走行車がますます身近になる中、テスト車両を経験できる新たな方法に関する、現地のコミュニティ向けの発表を定期的に目にします。昨夏、ウォルマートは、買い物客が品物をオンラインで注文し、Waymoの自動車に家まで迎えに来てもらい、現地のウォルマートの店舗まで送ってもらい、笑顔の従業員が品物を車へ直接届けてくれるプログラムを発表しました。

私は科学的な興味から、このプログラムの第1週目にサービスのテスト場所へ行きました。その時に期待していたのは、予約した駐車場で車が列をなし、従業員が満載のショッピングカートを押して歩いてきてくれる姿でした。しかし、実際は、Waymoの自動車が他の人と同様に駐車スペースを懸命に探さなければならず、買い物客は購入品を受け取るために店舗の後方の集荷エリアへ歩いていく必要がありました。これは、まだ早い段階の話なので、今日行けばプロセスは改善されているかもしれません。私は先週、ウォルマートがフォードと提携して、自律走行車で食料雑貨品を顧客の家に直接届けてくれるサービスをテストするという発表を目にしましたが、これは次の自然な進化でしょう。


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では、なぜアリゾナ州が自律走行車のテストの開発の中心拠点の1つになったのでしょうか?まず、1年中、雲のない、晴天で乾燥した天候であること、そして格子状に配置された道路網によりナビゲーションが簡単であることに大きな関係があることは間違いないでしょう。また、オン・セミコンダクターなど、この技術を実現するためのコンポーネントおよびシステムを開発するトップ企業が州内に存在することも関係あるでしょう。

オン・セミコンダクターは、車載センサのトップ企業の1つとして、最先端の画像、レーダー、およびLiDARソリューションを提供しています。当社のソリューションは、電子ミラー ADASから駐車支援、そして衝突回避まで、現在皆さんが目にする機能を実現しています。そして、これはまだ始まりにすぎません。

オン・セミコンダクターのソリューションの詳細に関しては、当社Webサイトのビューイング、ADAS、および自律走行車のページをご覧くさだい。また、舞台裏で活躍するオン・セミコンダクターの自律走行テスト車のビデオをご覧になることもできます。