5月 10, 2018

Share:

あなたは、ボランティアを必要としている、お気に入りの地域の慈善団体、教育機関、または政府機関を知っていますか?米国内には数千もの機会があり、実際のところボランティア組織においてボランティア活動が不足することはありません。

周辺のコミュニティへの還元は、オン・セミコンダクターの企業としての価値観の中核にあります。そこで、さらに当社周辺のコミュニティをサポートする方法として従業員ボランティアプログラム(Employee Volunteer Program, EVP)が設置されました。


対象の従業員は、EVPを利用して、毎年最大1日、勤務時間中に自分が選んだ慈善団体で有給のボランティア活動に参加できます。当社は、従業員に対して自分の時間と才能とエネルギーを投入することを促し、それをサポートすることよって、コミュニティへ最大限還元できると強く信じています。また当社は、このプログラムが善意の奨励と従業員の士気向上のための効率的な方法であると考えています。

EVPに参加した従業員の1人がポカテッロ市の従業員であるスティーブ・ラーセン(Steve Larsen)です。彼は、丸1日、アイダホ州魚類鳥獣局(IDFG)でボランティア活動に従事しました。IDFGのミッションは、「アイダホ州の野生資源の保護、保存、存続、および管理」です。

この日のプロジェクトは、ネイティブのカットスロート・トラウトを電気漁法で捕獲して、IDFGの繁殖施設へ移転する作業でした。電気漁法は、水中の魚に電気ショックを与えて一時的に気絶させ、長い柄の網を使って捕獲するプロセスです。魚は順化のために繁殖施設へ搬送されてリリースされ、成魚になるまで育てられます。最終的に、その卵と精子は集められ、子孫を残したり、危機に瀕している個体数を増加させたり、いったん消滅した水辺に再導入するために使用されます。


スティーブとアイダホ州魚類鳥獣局の生物学者であるライアン・ヒリヤード(Ryan Hillyard)氏は、80匹の魚を1匹も犠牲にすることなく繁殖施設へ移転させることに成功しました。IDFG地域保護教育者であるジェニファー・ジャクソン(Jennifer Jackson)氏は、同局の活動を評価して次のように述べています。「アイダホ州魚類鳥獣局のボランティアは、おそらく、この州で最も貴重な『天然資源』のひとつです!彼らの活動、熱心さ、情熱、そしてエネルギーにより、本局がより良い仕事を行う助けとなります」