10月 12, 2020

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コネクテッド照明プラットフォーム2020年LEAP賞のコネクティビティ部門で銀賞を受賞しました。

LEAP(Leadership in Engineering Achievement Program)は、14人の業界の審査員で構成される委員会により決定される、産業オートメーション、ソフトウェア、スイッチおよびセンサを含む12部門で製品のイノベーションを表彰する賞です。

オン・セミコンダクターの「コネクテッド照明プラットフォーム」は、高出力の産業用LED照明ソリューション向けの完全なモジュラー型プラットフォームです。「コネクテッド照明プラットフォーム」は、RSL10 SIPによるセキュアなBLE(Bluetooth Low Energy)およびPoE(Power over Ethernet)を含む、LED制御向けの複数のコネクティビティ形式を備えています。このプラットフォームは、イーサネットまたはAC/DC電源から最大70ワットの電力と最大7000ルーメンの照明を提供します。

このプラットフォームは、Bluetooth 5接続を追加することにより、RSL10センス・アンド・コントロール・アプリを使用して、どのスマートフォンにでも容易に接続できます。このアプリは、照明のオン/オフ、調光、およびテレメトリを含む、高度なLED照明制御機能をサポートしています。

「コネクテッド照明プラットフォーム」は、RSL10の驚くほど低い消費電力により、Energy Harvesting Bluetooth® Low Energy Switchを用いて、バッテリー不要のLED照明制御をサポートします。この機能を組み込むことにより、メーカーは、バッテリー不要の壁面スイッチを実装して、さらにエネルギー効率が高く、手間のかからない設計を行うことができます。


 

コネクテッド照明の主な懸念事項である容易な実装とコストに対し、この「コネクテッド照明プラットフォーム」は、AC/DCモジュールをPoE (Power over Ethernet)モジュールで置換するオプションを提供します。このモジュールは、有線接続に対して信頼性が高くコスト効率の良いオプションを提供します。イーサネット接続は、ほとんどの商業ビルですぐに利用可能であり、1本のケーブルで電力と接続の両方を提供するために使用できます。また、新しいIEEE 802.3btは、最大90ワットの電力供給をサポートしているため、最も要求の厳しいLED照明アプリケーションに対応できます。

また、この高効率のモジュラー型プラットフォームは、Energy Harvesting Bluetooth Low Energy Switchと併用することで、バッテリー不要のLED照明アプリケーションの開発を可能にします。


AC/DCモジュールを用いたコネクテッド照明プラットフォーム

 

オン・セミコンダクターで IoTの戦略マーケティング担当ディレクターを務めるブルーの・ダミアン(Bruno Damien)は、LEAP賞の受賞に関して次のように述べています。「当社は、IoTアプリケーションの完全なシステムを可能にするエネルギー効率の高いソリューションポートフォリオを非常に誇りに思っています。当社の「コネクテッド照明プラットフォーム」は、2020年末の時点で利用可能な10個のプラットフォームの1つです。当社は、「RSL10ソーラーセル・マルチセンサ・プラットフォーム」において2019年のLEAP賞を受賞しましたが、さらに「コネクテッド照明プラットフォーム」もコネクティビティ部門での成果を認められたことを光栄に思います。「コネクテッド照明プラットフォーム」は、オープンソースのフレームワーク内でプログラム可能なプラットフォームを提供することにより、引き続きエネルギー効率に焦点を当てながら、スマートホームおよびスマートビルにおけるイノベーションを引き起こすでしょう」

コネクテッド照明の接続(ビデオ)

 

「コネクテッド照明プラットフォーム」は、LED照明アプリケーションに必要な最高の技術を提供するコスト最適化された設計を提供し、産業機器メーカーがエネルギー消費を削減し、コネクテッド照明の潜在性を最大限実現できるようにサポートします。

 

参考文献

コネクテッド照明プラットフォーム入門ガイド

LED制御用コネクテッド照明プラットフォーム(デモビデオ)

 

 

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