オン・セミコンダクターの多忙なCSR(Corporate Social Responsibility、企業社会的責任)チームの受賞リストに、また一つ受賞歴が追加になりました。オン・セミコンダクターは、「2021 World Finance Sustainability Awards Program (World Finance の2021年持続可能性アワードプログラム)」において、「Most Sustainable Company in the Semiconductor Industry – 2021 (2021年半導体業界における最も持続可能な企業)」のカテゴリで受賞しました。当社がこの賞を受賞するのは2年連続となります。World Financeは、金融業界、国際ビジネス、世界経済に関する包括的な報道と分析を提供する印刷およびオンラインの雑誌です。
持続可能なメーカであるためには、技術革新を行い、より環境に優しい製品やサービスを提供することが大きなポイントとなります。当社の使命は、エネルギー効率の高い技術を創造し、世界をより環境に優しく、より安全で、より包括的で、よりつながりのあるものにすることです。当社の製品は、電気自動車、先進運転支援システム(ADAS)、自律走行車、風車に使用される効率的なセンサ、またはその他のグリーンアプリケーションをサポートしています。クラス最高のエネルギー効率化ソリューションを使用して、バッテリー寿命の長いIoTデバイスの提供から、車両の電化や自動車の電源管理のための車載デバイスまで、当社はお客様とその消費者の皆さまによる気候変動に対する貢献を支援しています。当社のビジネスグループと研究開発部門は、効率化とグリーンアプリケーションを推進しています。再生に関しては、消費電力の少ない新しい精製方法を研究しています。
この賞を受賞することに関連するオン・セミコンダクターの活動をご紹介しましょう。当社は、経済的、社会的、環境的、そして再生とリサイクルというさまざまな観点から持続可能性を見ています。
経済的な観点からは、マクロ経済の現在および将来の動向、当社の研究開発、労働力のスキル、製造能力を監視し、3~5年の戦略的見通しを立てています。さらに、現在、気候関連財務開示タスクフォース(Task Force on Climate-Related Financial Disclosures、TCFD)の提言を追求しています。TCFDの柱を参考にして、気候や気候関連の財務問題や報告に関する会社のリスクと機会を検討するための全体的なアプローチを行っています。2021年には、気候に関連する長期的なリスクと機会を検討します。また、2021年7月には、2020年の企業の社会的責任報告書の一部として、当社初のSASB(Sustainability Accounting Standards Board)報告書を発行する予定です。
社会的な観点では、当社はResponsible Business Alliance(RBA、責任ある企業同盟)のメンバーであり、UN Global Compact(国連グローバルコンパクト)の署名企業でもあります。社内では、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と受容性)に関する取り組みを充実させ、人権に関する方針も定めています。上記のグループや、CSRBoard.org、Conference Boardなどの業界団体への参加を通じて、あらゆるステークホルダーに影響を与える新たな問題や傾向に注目しています。2020年には、5つの持続可能な開発目標、不平等の是正、気候変動対策、責任ある生産を目標と評価基準を設けて支援することを約束し、2021年もこれらを継続しています。
環境面では、保険会社による不動産のリスク評価、過去の炭素排出量、水の消費量、電気の消費量、廃棄物管理、廃棄物の埋め立て・焼却比率の削減などの先進的な指標に注目しています。また、将来の目標を設定するために、全社的な新たな課題や優先事項を調査・分析しています。また、ウェハファブや組立・試験事業所では、5年間の環境保全パフォーマンス目標を実施し、すべての製造事業所では、年間のグリーンセービングプロジェクト(水、電気、化学物質、材料の最適化、リサイクルなど)を提供し、四半期ごとに進捗状況を報告しています。
最後に、再生またはリサイクルの観点から、当社は、二酸化炭素排出量の削減、利益の向上、従業員にとって作業が退屈にならないように準備方法を調整することを目標に、スクラップを処理するための新しい、より良い方法を常に探しています。当社は廃棄物の埋め立てを最小限に抑え、ゼロにする努力をしています。スタートアップ企業と協力して、業界で大きな問題となっているプラスチックなどのアイテムの改良された処理方法を見つけられるようにしています。2020年には、アリゾナ州フェニックスにある電力供給会社と提携したリサイクル会社と協力し、プラスチック廃棄物を燃やして電気に変えています。このプログラムにより、年間100,000ポンドのプラスチックが埋立地に行くのを防ぐことができます。また、当社は集中的な回収プロセスを持つ数少ない大規模エレクトロニクス企業のひとつです。これにより、(各拠点で行われる場合の)重複作業を減らし、当社の知的財産を保護し、製造コストを相殺することで収益を増加させています。
当社のサステナビリティ(持続可能)プログラムは、これまでに何度も評価されてきました。例えば、2020年のEcovadis社によるプラチナ賞は、評価された企業の上位1%にのみ与えられるものです。今年は、2021年の「Barron's 100 most sustainable companies(バロンズ誌の最も持続可能な企業100社のリスト)」で10位にランクインし、半導体企業としてはトップの評価を受けています。また、当社は、3回連続で「Dow Jones Sustainability Index for North America(ダウジョーンズ・サステナビリティ・インデックス北米指標)」に選定されました。加えて、当社は、ISS-Oekom社からPRIMEの評価受けています。さらに、「Bloomberg Gender Equality Index(ブルームバーグ男女共同参画インデックス)」にも加えられました。
最後になりましたが、World Financeが、パンデミックの際に弾力性のある事業運営で競合他社に差をつけたとして、当社を半導体業界の受賞者に選んだことに言及しておきたいと思います。困難な時にこそ、人の力を知ることができます。今回の受賞に際し、オン・セミコンダクターの全従業員が行ってきた、そしてこれからも行っていく素晴らしい仕事に感謝を表したいと思います。
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