8月 02, 2018

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オン・セミコンダクターは、企業として多様性を大切にし、全従業員の努力を正当に評価することで差別のない環境を推進しています。STEM UP(science, technology, engineering and math for underrepresented populations、少人数集団のためのサイエンス、テクノロジー、エンジニアリングおよび数学、以下、STEM UP)は、STEMにおける多様性を社内外で促すためにオン・セミコンダクターのダイバーシティとインクルージョンのイニシアチブに基づき設立された、親和的ネットワークのグループです。私たちは、オン・セミコンダクターにおける多様な従業員の採用と維持の推進に加え、地域のさまざまな人々にSTEMへの興味と利用を促すことも重要であると考えています。


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今年初め、STEM UPは、SEMI財団およびGateway Community Collegeゲートウェイ・コミュニティ・カレッジ)とパートナーを組み、アリゾナ州フェニックスにある当社の施設で、Semi High Tech University Semi HTU、以下、セミ・ハイテク大学)と呼ばれる3日間の独自のキャリア公開プログラムを実施しました。3日間のコースには、3つの高校のさまざまな学生グループが実際の就職に関連する実践的なSTEM活動に参加しました。STEMのコースでは、ボランティアの従業員が品質管理、マイクロチップ、化学などのテーマに関して講師を務めました。学生は、これらのテーマが実社会でどのように活用されているか学ぶために、評価、特性解析、製品解析の職場、ならびに技術査定と特性解析ラボを訪れました。また、当社がスクラップ材の返却、リサイクル、および廃棄に関して顧客および現場に対して環境的に責任あるソリューションを提供するために運営している再利用およびリサイクルセンターにも訪れました。

最後に、当社は学生が実際の就職活動に活かせるように、履歴書の書き方、面接の準備、およびソーシャル・メディアの適切な使用に関するトレーニングを行いました。各学生は従業員による模擬面接を受け、リーダーシップ、動機付け、時間管理などの行動スタイルについてのインタビューの質問に答える機会を得ました。従業員の中には、3日間のプログラム終了後も助言者として学生と連絡を保つことも申し出た人もいます。私たちは、学生の成果とボランティア社員の献身的な取り組みを祝うために、卒業式には学生の家族も招待しました。ある学生は、3日間を通してセミ・ハイテク大学の運営のコアバリューを行動で示したことにより、他の学生から指名されて卒業式で2,000米ドルの奨学金を手にしました。


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セミ・ハイテク大学は、当社および当社のボランティアにとって非常に実りある体験でした。3日間のコースで、私たちは、討論への積極的な参加、チームワークの改善、STEMにおける全体的な興味を含め、学生の行動において大きな変化を目にすることができました。

「セミ・ハイテク大学は、私たちの業界と私たちが住む世界の将来に影響を及ぼす機会を与えてくれました。このような優秀な学生が新しいアイディアを捉え、科学、技術、およびエンジニアリングの面白さを発見する姿を目にすることは大きな喜びでした!私は、この短い3日間で学生が「卒業する」姿、そして自信と個人的な目標の面で彼らの人生に影響を与えた変化を目の当たりにして、とても嬉しく思いました。次のチャンスが待ち遠しいです!」 – Mark Nelson

「私にとって、このコースで地域に何かを還元し、さらに重要なこととして、若い人たちに半導体業界への就職を検討してもらい、ダイナミックで面白い業界であることを理解してもらえるように影響を与えることができた、素晴らしい機会でした」 – Mehdi Zamanian

「私は模擬面接のセッションを支援するボランティアを申し出ました。というのは、大学入試と就職試験の最初の面接で、自分が大変な思いをしたことを覚えているからです!セミ・ハイテク大学は、面接で使用するための質問や提案を提供しました。このセッションの目標は、学生がさらなる教育、インターンシップ、および就職の面接に向けて準備できるように支援し、面接で活かすべきフィードバックを提供することでした。このプロセスは、さまざまな実際ののフィードバックやコーチングを学生に提供し、STEM活動への参加を続けるように促す素晴らしい方法でした」 – Andrea Kupec