9月 11, 2018

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スマートホーム機器からパワーツールにいたるまで、IoT(モノのインターネット)は、新たなアプリケーションに急速に広がり、消費者に魅力的な新機能とコントロールのレベルをもたらしています。私が最近目にした例では、ネット接続のスロークッカーです。一般的には調理器具に無線機能は必要ないと思われるでしょうが、職場でスマートフォンから夕食の調理を監視およびコントロールできることは信じられないほど実用的であることが簡単に分かります。本当に簡単なことです。


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多多くの「スマートコネクティッド」デバイスを支えている技術は、Bluetooth® Low Energyであり、低消費電力、標準化されたプロファイル、そしてほとんどのスマートフォンで利用できるため、人気の高いワイヤレスプロトコルとなっています。

このような新たな市場へIoTを広げる鍵は、開発の容易さです。

経験豊富なハードウェア技術者にとってさえ、システムレベルのRF設計は複雑なプロセスであり、アンテナの選択、適合するネットワーク、そしてPCBのレイアウトの知識を必要とします。アプリケーションの設計が終わったら、国際的な無線基準(例:米国のFCC 、カナダのIC、日本の総務省技術基準適合証明)に準拠させる試験を受けなければなりません。


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RSL10 SIPモジュールは、完全なBluetooth Low Energyソリューションであり、当て推量を無線設計から排除します。RSL10 SiPは、Bluetooth Special Interest Group (SIG)の認証を受けており、必要なすべての素子を1個の小型パッケージに搭載しています。RSL10 SiPは、完全に統合されたアンテナを備えており、追加のRF設計要件を必要としないため、市場投入までの時間を大幅に短縮できます。

RSL10ファミリーは、業界最小クラスの消費電力とBluetooth 5で可能になる2メガバイト/秒(Mbps)の速度によって、バッテリ寿命に与える影響を最小限に抑えながら、先進のワイヤレス機能を提供します。RSL 10の消費電力は、ディープスリープモードで62.5ナノワット(nW)、受信時ピーク電力で7ミリワット(mW)です。RSL 10のエネルギー効率は、最近、EEMBCの ULPMarkによって検証され、そのベンチマーク史上初めて1,000 ULP Marks突破したデバイスとなり、コアプロファイルのスコアがそれまでの業界記録の2倍を超えました。

オールインワンのソリューションにより、さらなるRFの考慮または認定の必要がなく、設計の時間とコストが大幅に削減されます。RSL10 SIPは、最高クラスの電力性能、高度な無線機能、そして簡単なデザイン・インの組み合わせにより、次世代のスマートコネクティッドデバイスの実現に貢献します。

RSL10 SiPの詳細はこちらの製品ページをご覧ください。