12月 19, 2017

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オン・セミコンダクターのモイスチャ(湿気)・センシング用のバッテリー不要ワイヤレスセンサは、 UHF RFIDワイヤレスセンサで、サイズとアクセシビリティが重要なさまざまなアプリケーションにおいてモイスチャのパッシブセンシングを可能にあします。このワイヤレスセンサは、最初に自動車の生産における水漏れを検知するために応用されましたが 、その小型フットプリントにより、さまざまなIoTアプリケーションにおいて業界をまたがって使用できます。その1つの例が将来のスマート農業です。

モイスチャレベルを検知するセンサタグは、さまざまな表面および最終製品における湿気のパッシブセンシング専用に設計されたもので、ドローンに装着して穀物の湿気をワイヤレスに検知できます。このアプリケーションにおいて、センサタグは、地中の湿気を測定することにより、灌漑技法を最適化し、過剰灌水に伴うコストを最小限に抑えることができます。

タグは、感知した湿気/湿度情報をデジタル化し、標準UHF RFID Gen 2に準拠した受信機で読むことができます。このバッテリー不要のワイヤレスセンサは、最終製品の信頼性を大幅に向上させることができ、産業アプリケーションにおいて多くの利点をもたらします。当社のワイヤレスセンサ製品であるSPS1Mの詳細に関しては、このリンクからアクセスしてください。また、オン・セミコンダクターの「スマート農業向けのモイスチャ・センシング」アプリケーションのデモ・ビデオをご覧ください。(日本語字幕)

完全な音声の記録を以下に示します。

こんにちは。私は、オン・セミコンダクターのアプリケーション・エンジニアのウォーカー・ミッチェルです。本日は、配線やバッテリーの要件のために、従来のセンサでは現実的ではなかった、デジタルスマート農業アプリケーションにおいて、当社のバッテリー不要のワイヤレス・スマートパッシブセンサをどのように使用できるかをご紹介します。

当社の最新のスマートパッシブセンサ、つまりSPSタグは、UHFアンテナと刺激検出の場所から分離することで、地下土壌の湿気の測定を可能にしています。この土壌の湿気を広大な農地にまたがって分析することにより、農家は、かんがい技法を最適化し、過剰灌水に伴うコストを最小限に抑えることができます。

農地全体に配置されたすべてのスマートパッシブセンサのデータを収集するためには、モバイル型のUHF受信機が必要です。農業において、イメージ撮像や噴霧のためにドローンの使用が増えているため、この受信機をドローンへ装着することは自然な流れです。モバイル型のUHF受信機は、農地全体にわたって、対象のセンサのデータを読めるように、飛行経路をプログラムできます。

ドローンでデータを収集することで、穀物のどの部分が最適な湿気を帯びているかを判断し、それに従って、灌水のスケジュールと場所を調整することができます。

スマートパッシブセンサがご自身のアプリケーションに適しているかどうかを知りたい場合や、詳しい情報をご希望の場合は、オン・セミコンダクターの営業担当または正規代理店にお問い合わせいただくか、当社のウエブサイトをご覧ください。ご視聴いただきありがとうございました。