1月 14, 2020

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イメージング技術は、スマートビデオ付きのドアベルやロックを含む多くのアクセス制御やセキュリティアプリケーションで使用されています。セキュリティの脅威を防ぐために、現在、3D技術を用いてアプリケーションの顔認識機能が強化されています。

インテリジェントアクセス制御やスマートビデオソリューションの開発を容易にするため、オン・セミコンダクターはAmbarella社およびLumentum社と協力して、1つのシステムでスムーズなビデオストリーミング、顔認識、盗難防止機能を提供する3Dセンシング・アクセスコントロールとセキュリティプラットフォームを開発しました。

また、このソリューションは、民生アプリケーションと商業用アプリケーションの両方に対して、より高いセキュリティレベルを備えたキーレス機能を可能にします。このプラットフォームは、オン・セミコンダクターのAR0237IRイメージセンサ、Ambarella社のCV25CVflow®AIビジョンシステムオンチップ(SoC)、およびLumentum社のVCSELテクノロジに基づいています。

この共同開発された3Dセンシング・プラットフォームでは、インテリジェントなアクセス制御システムの開発やスマートビデオ・ドアベルやドアロックなどのスマートビデオセキュリティ製品の開発に使用できます。


Intelligent Access Control

視聴画像ストリームを生成するためにRGBパターンを使用し、また、動きの活発性を検出するために別のIRモジュールを必要とする他のイメージセンサとは異なります。この新しいソリューションは、可視画像と深度センシング用の赤外画像の両方を取得するAR0237IR、およびスプーフィング防止や3D認識などの高度なアルゴリズムを活用しています。AR0237IRは、さまざまな光条件で優れた感度を提供し、HDR機能をサポートします。

Ambarella社の製品は、ビデオセキュリティ、先進運転支援システム(ADAS)、電子ミラー、ドライブレコーダ、運転者/車室内モニタ、自動運転、ロボットのアプリケーションなど、人とコンピュータのビジョンアプリケーションで幅広く使用されています。Ambarella社の低電力システムオンチップ(SoC)は、高解像度ビデオ圧縮、先進の画像処理を提供します。また、同社のSoCは、強力な深度ニューラルネットワーク処理を提供し、インテリジェントカメラが高解像度ビデオストリームから価値のあるデータを抽出することを可能にします。

この共同開発では、Ambarella社の強力なイメージシグナルプロセッサ(Image Signal Processor、ISP)であるCV25を活用し、ビデオエンコーディング、スプーフィング防止アルゴリズム、生体検知、三次元認識などのAI機能のサポートを追加して、優れた画質を提供します。CV25には、セキュアブート、TrustZone®、I/O仮想化などの一連のハッキング対策セキュリティ機能が含まれています。


3D Imaging for Intelligent Access Control [Figure]
3D Imaging

Lumentum社は、革新的な光学製品および光学製品の市場をリードする設計・製造メーカーで、世界中で光ネットワークとレーザーアプリケーションを実現しています。このプラットフォームは、同社の高品質なVCSEL技術を用いて、高精度の深度ソリューションを作り出し、インテリジェントアクセス制御とスマートビデオソリューション向けの信頼性の高いスプーフィング防止機能を実現できます。

Ambarella 社、Lumentum 社、およびオン・セミコンダクターによる新しい3Dセンシングプラットフォームは、アクセス制御やスマートビデオアプリケーション向けの新しいレベルのセキュリティを提供します。

オン・セミコンダクターのAR0237IRおよびその他のビジョンIoTソリューションの詳細は、以下のビデオをご覧ください! 当社の「ビジョン IoTセミナー」の模様を収録しています。ここでは、性能と低電力のバランス、ビジョンIoTの要件、バッテリ駆動アプリケーション向けのエネルギー効率の高いイメージセンサ、イメージング技術について説明しています。